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年にたった1週間だけのニッコウキスゲの絶景。美しい山並みと草原が続く「車山高原」(長野県諏訪市・茅野市)

 2017/09/01 南信地方 茅野市 諏訪市
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車山高原のニッコウキスゲを知っていますか?

「霧ヶ峰」で有名な車山の標高1500メートル付近に広がる車山高原。周囲を白樺湖や諏訪湖、車山湿原や八島湿原などに囲まれ、高い木もない車山には視界を遮るものがありません。

その車山の標高1500~1800m付近を駆け抜ける「ビーナスライン」は、大パノラマが広がる以前は有料だった観光道路。まさに「天空の回廊」のようなビーナスライン一帯に続く車山高原は、「天空のリゾート」のようなスポットです。

そんな車山高原が、7月の下旬になると草で覆われた若草色の車山がニッコウキスゲで黄色に染まります。高所特有の真っ青な空に緑と黄色のグラデーションは、年にたった1週間だけの絶景。

今回は、そんな車山高原のニッコウキスゲをご紹介します。

 

ニッコウキスゲの名所、絶景の車山高原へ!

まずは、美しいニッコウキスゲが咲く車山について。

 

霧ヶ峰で有名な車山は、中腹より上に高い木のない、草で覆われた山です。冬は真っ白に、春~夏は若草色に、秋は黄金色に染まる美しい車山は、四季折々の美しさを見せてくれます。遮るものがない車山からの眺望は素晴らしく、ビーナスラインからの眺めは絶景続き。ポスターなどにも「八ヶ岳とニッコウキスゲを背景に駆け抜けるビーナスライン」といった写真がよく登場します。

 

一方で車山は、実は日本で最もかんたんに登れる百名山と言われます。標高1925mの山頂すぐ手前までリフトで登れるため、自分の足で登るのはたった数m。その頂上には、南北中央アルプスに富士山、八ヶ岳、蓼科山、浅間山、美ヶ原と名だたる百名山の絶景が待っています。また、景色のよいなだらかな山は絶好のトレッキングコースになっており、ニッコウキスゲのピークにはたくさんのハイカーが訪れます。

まさに天空の高原のような場所に咲き誇るニッコウキスゲ。行って見たくなりませんか?

ニッコウキスゲのシーズン

さて、そんなニッコウキスゲですが、実は朝咲いて夕方にはしぼんでしまう一日花です。同じように見える満開のニッコウキスゲの群生でも、日が経つとしぼんだ花が混ざる率が高くなりますから、同じ満開でも早い時期ほどきれいな花が見られることになります。

 

しかし、満開の花を見られる期間はそう長くありません。だいたい例年7日から10日間ほどでしょうか。例年花のピークは7/15~7/20あたりの前後1週間ほど。ほぼ梅雨明け前後と重なるため、満開予想と天気とにらめっこしながら行く日を見定めることになります。7月初旬になると、公式サイトでニッコウキスゲの開花情報が上がり始めますので、花の咲き具合と天気を見ながら行く日を固めるとよいでしょう。

 

[開花情報]

http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/archives/category/flowers/kisuge

 

車山高原の気候は?

「霧ヶ峰」で有名な車山はとても涼しい場所で、一帯の年間平均気温は6度ほどしかありません。7~8月の平均最高気温が約23度ですから、その涼しさが分かります。陽があたるとじりじりと暑く、隠れるとひんやり。晴れているときは半袖で十分ですが、寒い時に羽織るものがあるとよいかもしれませんね。

 

また、一帯は「霧ヶ峰」の名が示す通り、霧の発生率の高い場所です。その回数はなんと平均年に200日!最高で298日も発生したことがあるそうです。

そんな環境ですから、雲海に遭遇する率も高く、運が良ければ八ヶ岳の裾野に広がる雲海の絶景を見ることも。霧に濡れるにニッコウキスゲのバックに雲海なんて、幻想的ですよね。山の天気は変わりやすいといいますが、ニッコウキスゲの季節は梅雨が明けるか明けないかの天候が安定しない時期。山頂まで足を延ばす方は、雨具は持参したほうがよいでしょう。

 

美しいニッコウキスゲの群生が見られるおすすめスポット

車山のニッコウキスゲはシカの食害で一時数を減らしていましたが、近年はだいぶその数を戻してきました。そんな理由で、車山のニッコウキスゲは電流柵で鹿から守られています。群生地は大きく分けて3カ所で、

白樺湖方面から美ヶ原方面に向かって、順に「車山スキー場ゲレンデ」、「霧ヶ峰富士見台」、「車山肩」。その場所それぞれに特色があり、時間があればすべて回ってみるとよいでしょう。順にご紹介します。

スポット1「車山高原スキー場ゲレンデ」

まずは車山高原スキー場のゲレンデ。車山の東側斜面にあるゲレンデのリフトからの眺望は息をのむほどほど美しく、時間が経つのを忘れます。見渡せば、蓼科山の麓に白樺湖、その隣には八ヶ岳連峰の大パノラマ。広いゲレンデは気持ちよい若草色のじゅうたんが広がり、ニッコウキスゲの群生が点在しています。まさに絶景の空中散歩で、晴れた日ならこれだけで来た甲斐があると実感できます。

 

リフトを2本乗り継いで山頂を目指しますが、リフトの中継点までいけば、周辺を散策しながら柵の中に咲き誇るニッコウキスゲが見られます。もちろん、山頂と中継点までの間にはさらに素晴らしい景色が広がっていますので、ぜひ山頂を目指しましょう。

 

車山高原のゲレンデのニッコウキスゲは咲いている面積は広いのですが、他のスポットに比べると群生の密集度は低いように思えます。景色全体を楽しむという点においては、景色が開けている分、満足度が高く、一見の価値があります。

なお、リフトは頂上まで片道大人1000円・小学生600円・幼児300円、往復でそれぞれ1600円・1000円・500円になっており、夏の最盛期には往復料金のみ100円ずつ高くなります。

スポット2 「霧ヶ峰富士見台」

2つ目のスポットは霧ヶ峰富士見台。スキー場から美ヶ原方面にビーナスラインを進むと、左手に広い駐車場と小さなドライブインが現れます。このスポットは絶景ポイントとして有名で、晴れた日には蓼科山、富士山、八ヶ岳連峰に南北中央アルプスなどが望めます。

ニッコウキスゲの群生地は道を挟んで反対側で、3つのスポットの中で唯一柵の中に入れるのがポイントです。ガイドロープ沿いに山を登れるようになっていて、「ニッコウキスゲの中にある登山道」といった感じ。山頂までは登れませんが、上にいけばそれだけ景色も広がり、ニッコウキスゲと百名山の大パノラマが楽しめます。道路近くの花がしおれていても上の花は最盛期だったりすることも。

 

以前ここで地元テレビ局の撮影を見かけたことがありますが、眼前に広がる景観を考えると納得ですね。

運が良ければ、霧ヶ峰の飛行場から飛び立つグライダーを見られるかもしれません。

 

スポット3「車山肩」

最後のスポットが「車山肩」。高低差のあるS字カーブの美しい絶景ポイントで、ポスターによく登場するのがこのスポットです。比較的足場がよく順路が整備されており、散策感覚で一周できるため、お年を召した方でも散策を楽しんでいる姿を多く見かけます。

 

車山付近のビーナスラインではもっとも標高が高く、車山もなだらかの丘のように見えますが、この丘のような景観に群生するニッコウキスゲは圧巻。群生するニッコウキスゲの数は、おそらく3つのスポットの中ではダントツに多く、電気柵の中には入れませんが、間近にニッコウキスゲの群生を楽しめます。

一方で、最盛期の土日にはここを先頭に渋滞を引き起こすことでも有名で、逃げ場がなく迂回もしにくいため、車山肩を見るなら早朝か、平日がおすすめです。

 

車山高原のランチ、カフェ

車山高原に多くの飲食店はありません。時期によっては混みあうため、時間をずらしたり、白樺湖近辺まで戻るとよいかもしれません。

 

比較的多くのランチスポットがあるのが、車山高原スキー場付近。まず、リフト乗り場付近には、「車山高原スキー場 スカイプラザ」という大きめの飲食スポットがあります。また、リフト中継点には「TOP’s360°」という、おしゃれなカフェもあり、食事も絶品。スキー場の中にあるとは思えないクオリティです。スキー場前の交差点を一本中に入ると、ペンションなどが多く集まるエリアに出ますが、中にはいくつかの飲食店もあります。駐車場も大きく、トイレも数があり、安心して食事ができます。

 

次に、霧ヶ峰富士見台にあるドライブインですが、こちらでは信州そば、うどん、カレー、五平もちなどの軽食や、高原牛乳、ソフトクリームなどがいただけます。店内はそこまで広くありませんが、晴れた日の眺望は素晴らしいスポットです。トイレもありますが、急な階段を下るため、脚が悪い方にはおすすめできません。

 

 

車山肩にある飲食スポットが「レストランチャプリン」と「コロボックルヒュッテ」。コロボックルヒュッテは宿泊施設を兼ねた山小屋で、景色のよいウッドデッキのテラス席で戴くランチは最高です。ボルシチなど本格的な料理から、スイーツまでいただけるスポットです。

 

車山肩をさらに美ヶ原方向に進むと現れるのが、霧の駅。ガソリンンスタンドが目印で、広いお土産売り場もあります。レストランにはラーメン、カレー、蕎麦、ソースかつ丼などの定番メニューが並びます。駐車場も広めで、多くの人が旅の途中に立ち寄るスポットです。

 

 

蛇足ですが、霧の駅の目の前の丘を進むと、グライダーの飛行場にたどり着き、運が良ければ風を切る音を残して飛び立つグライダーに遭遇することも。間近で見るグライダーの離陸は迫力満点で、ちょっと得した気持ちになります。

車山高原までのアクセス

[電車]

JR中央本線「茅野」駅よりバスで約1時間。「車山高原」下車。

JR中央本線「上諏訪」駅よりバスで約1時間10分。「車山高原」下車。

 

[車]

中央自動車道「諏訪」ICから国道152号線で白樺湖へ、白樺湖からビーナスラインで車山高原。

上信越自動車道「佐久」ICから国道142号線で白樺湖へ、白樺湖からビーナスラインで車山高原。

※車山高原(1500台)、霧ヶ峰富士見台(70台)、車山肩(140台)全て駐車料金は無料。

 

電車は各駅停車が毎時1本程度、バスはおおむね1から2時間に一本と本数が少ないため、余裕をもって行動するとよいでしょう。車山高原(車山高原スキー場)と車山肩にはバス停があり、10分ほどで移動できますが、霧ヶ峰富士見台にはバス停がありません。

最寄りのバス停は車山肩になり、1.5kmほどの距離があります。また、車山山頂と車山肩は、ゆるやかな登山道でつながっています。車山肩を起点にすると、山頂までは40分ほど。山頂から車山高原の駐車場まではリフトで15分、トレッキングしながら下山して1時間ほどの距離です。

クルマで行かない方はひとつの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

 

なお、近隣には「白樺湖」(4km)、蓼科レジャーランド(18km)、諏訪湖(22km)と有名なレジャースポットが点在しています。時間に余裕があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ

車山高原観光協会

〒391-0301
長野県茅野市ビーナスライン3413

TEL:026-668-2626 

テレフォンサービス:0266-68-2500

E-mail skypark@kurumayama.co.jp

まとめ

ニッコウキスゲというと日光や尾瀬などが有名ですが、車山のニッコウキスゲは標高も高く、素晴らしい景観とともに楽しめる絶景のスポットです。ここ数年、地元の方の努力でニッコウキスゲの数も増え、すばらしい景観を見せてくれています。次のシーズンは、ぜひ黄色に染まる車山高原を散策してみてはいかがでしょうか。

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